気空術とは
気空術(きくうじゅつ)(正しい漢字は氣空術)は、創始者である拳友会先代会長畑村洋和(はたむら ひろかず)が、長年の武道人生から、空手に合気を融合させ、筋力を必要としない心の武道を創り上げたものです。
創始者は、2023年5月に他界しましたが、現在は、息子の畑村吉彦(はたむら よしひこ)が宗家として、技術の伝承に努めています。
門下の方達のご協力により、現在でも年齢、性別、体格差、武道経験の有無などの枠を超え、幅広い方に取り組んでもらっています。

技術体系
気空術の技術体系ですが、
当初は、創始者畑村洋和が悟った合気を他者にわかり易く説明したものであり、その技術は「腕の道具化」「二触法」「二方向」等 名称が付けられていました。
二代目宗家畑村吉彦は、気空術について
- 基本は姿勢【自然体】でいることです。
- 氣空術ではこの【自然体】から発動する【内力】を使用し、技などに応用していきます。
- 本来は、誰もが持っているこの【内力】。どうして持っているのに使えないのか?
- それは歳を重ねる毎に筋力(外力)により癖づいた体が、そのまま固まり【自然体】を忘れてしまい、内力を使える姿勢になれない状態を自分自身が作ってしまっているからです。
- これを稽古で改善して行き、本来の【自然体】を取り戻して行く事を目的としています。
と語り、気空術を技術の形態ではなく、
自然体から発動する内力を使用し、技などに応用するもの
本来の自然体を取り戻していくこと
であるとしています。
格闘技をやっておられる方なら、自らの内力を使用し、技に活かすことを目標とすることができ、日常生活に役立てたい人には、より快適に生活できる方法を自らの内力を使用し発見するということができます。
自然体について
自然体について、宗家は
- 筋力で支配された体には色々とトラブルがついてきます。
- 癖づいた身体=不自然な身体です。
- 若い時は、外力でも回復は早く、寝れば元通りになりますが、30代40代50代と歳を重ねる毎に回復は遅くなり、外力で過ごす時間が長くなればなるほど、身体の影響も多くなります。
- そして、不自然な状態は、身体の不調だけでなく心にも影響します。
- ストレスが溜まりやすくなったり、些細なことでも気にしたり悩んだりしてしまいます。
- 感情のコントロールが上手くできない事も、不自然な身体により流れが悪くなっている可能性があります。
と語り、さらに
【自然体】を自由に体現化させる事が出来れば、いつも身体は軽く、ストレス(緊張)の無い状態を維持出来る事で、武道の枠に囚われず、日常生活そのものに活かす事が出来ると言う事が最大のメリットだと思います。
と結んでいます。
道場案内
現在、月1回(第3日曜日)に宗家が直接指導する稽古会を開催しています。
お気軽にお越しください!!
氣空術神戸稽古会
場所:神戸市長田区蓮池町1-1 常盤アリーナ(和室会議室)
日時:毎週第3日曜日 午後1時~4時
会費:1回3,000円(体験も同じ)